毎日の食事が下半身デブの原因

食事

下半身太りに限らず、肥満の原因の多くは毎日の食事にあります。

満腹になるまで食べてしまう「食べ過ぎ」はもちろんですが、それ以外にも、太りやすい料理ばかり食べていると、たとえ少量でも下半身太りの原因となります。

正しい食生活は下半身デブの予防につながるだけでなく、やせやすい体作りにも役立つので、以下のポイントをチェックし、自分の食生活が間違っていないか確かめてみましょう。

食べ過ぎ

人間は一日の中で、何もしなくてもエネルギーを消費する基礎代謝に加え、実際に動くときに必要な活動エネルギーを消費しています。

これを一日の総消費カロリーと言い、食事などでとる一日の総摂取カロリーとバランスがとれている場合、体重や脂肪が増えることはありません。

しかし、ついつい食べ過ぎて総摂取カロリーが総消費カロリーを上回ると、余分なエネルギーが蓄積され、やがて脂肪になってしまいます。

特に下半身は余分な脂肪がつきやすい部位なので、食べ過ぎると真っ先に太ももやおしり、ふくらはぎが太くなってしまう可能性があります。

食の欧米化

かつて日本人の食生活は魚や野菜などを中心とした和食が基本となっており、肥満になりにくい民族として知られていました。

現在も諸外国に比べれば肥満率は低い傾向にありますが、近年は食の欧米化が進み、魚よりも動物性脂肪の多い肉を好んで食べる人が増えてきました。

その結果、一度の食事で摂るカロリーも多くなり、下半身デブの大きな原因となっています。

野菜の摂取量減少

厚生労働省では、成人の1日あたりの野菜の平均摂取量の目標値を350gとしていますが、平成24年度の国民健康・栄養調査によると、成人の野菜類摂取量の平均値は286.5gと基準値を下回っています。

特に20代から40代までの平均値は243.9g~262.2gと平均値を大幅に下回っており、若年層と中年層の野菜不足が懸念されています。

野菜は単に低カロリーというだけでなく、エネルギー代謝に必要なビタミンやミネラル、食物繊維をたっぷり含んでいるため、野菜不足に陥ると基礎代謝が下がり、下半身が太る原因となってしまいます。

不規則な食生活

現代人が下半身太りになりやすい理由は、食事の内容だけでなく、食生活のリズムそのものが乱れているためです。

食事は一日3回、朝昼晩と摂るのが基本ですが、忙しいからと朝食を抜いてしまったり、帰宅が遅くなって深夜に食事を摂ってしまう人が増えています。

朝食を抜くと体の機能がうまく働かず、基礎代謝が落ちてしまう上、空腹の状態で昼食を食べることになるため、血糖値が上がりやすく、脂肪をためこんでしまう要因となります。

また、深夜の夕食・夜食は余分なエネルギーとして蓄積される可能性が高く、たとえ同じ量でも夜9時前の食事と比べると太りやすい傾向にあります。

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