骨盤のゆがみは下半身デブの原因

骨盤のゆがみ

骨盤とは、仙骨を中心に、腸骨や寛骨などで構成される骨組織のことです。

上半身と下半身を結ぶちょうど中間地点に位置しており、全身のバランスを保つ重要な役割をになっています。

そのため、骨盤にずれやゆがみが生じると、体のバランスが悪くなり、下半身太りの原因となるさまざまなトラブルが起こりやすい傾向にあります。

骨盤のゆがみで下半身デブになる理由

骨盤をおさえる女性骨盤がゆがむと下半身が太くなる理由は、大きく分けて2つあります。

内臓が下がる

内臓がさがる骨盤は呼吸によって開いたり閉じたりを繰り返していますが、悪姿勢を続けると骨盤が徐々に開いてきてしまいます。

すると、普段は骨盤に囲まれている子宮や膀胱、直腸などの内臓器官が重力にしたがって下に垂れてきてしまい、下腹がぽっこりふくらんでしまいます。

下垂することで内臓そのものの機能も低下してしまうので、エネルギーの代謝も下がり、太ももやおしりに脂肪がつきやすくなります。

血液・リンパ液の流れが悪化

血液、リンパの流れが悪い骨盤は上半身と下半身を同時に支える役割を担っているため、ずれたりゆがんだりすると、その影響が全身に及びます。

骨格バランスがゆがんでボディラインが崩れてしまうのはもちろん、血液やリンパ液がスムーズに流れなくなり、慢性的な血行不良に陥ってしまいます。

血液とリンパ液には不要な老廃物を回収・排泄するはたらきがあるため、そのまま放っておくと水分や老廃物がたまり、下半身にむくみやセルライトができやすい体質となります。

骨盤のゆがみ方とその原因

骨盤がゆがむ理由はいろいろあり、その原因によって骨盤のゆがみ方も異なります。

骨盤が開いている

ホルモンバランスが乱れると起こりやすい症状です。特に女性に多く、出産時に一時的に開いた骨盤が産後になっても元に戻らず、固定されてしまったケースもあります。

骨盤が開くとおしりが横に広がり、内臓が下垂することから、下半身が太って見えるようになります。

骨盤が傾いている

足を組んだり、横座りをする人に多いタイプです。左右対称であるはずの骨盤が片方に傾くため、全身のバランスが悪くなって血行不良の原因となります。

骨盤の反り

骨盤が大きく反ってしまう、いわゆる出っ尻と呼ばれるタイプです。

かかとの高いヒールを履いている女性に多く見られる症状で、O脚になりやすいほか、股関節にも負担がかかってしまいます。

また、おしりが後ろに出る反動で下腹が前に突き出されるため、ぽっこりお腹の原因にもなります。

骨盤の後傾

骨盤の反りとは逆に、骨盤が後ろに傾いてしまうタイプです。主に猫背の人や、長時間デスクワークをする人に多く見られます。

骨盤が後傾していると腰や背中が常に緊張して張りやすくなる一方、おしりがたれてボディラインが崩れる要因となります。

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